高校生の時アフロでした。
アフロ物語1はこちらから女子高生がアフロになった物語。
アフロ物語1でも書きましたが、私の入学した高校は、地元で有名だったヤンキー高校。
でもそれは昔々の話。
時代は変わり、私が通っていた頃は、クラスの半分が学校を辞めていく始末。
つまりは、ヤンチャな子程学校から居なくなっていくので、そこそこ真面目に学校に通う子達が残っている。だから、まっ普通の高校だったのではないでしょうか??
そんな中。私も真面目に高校卒業の資格を取るべく、取り敢えずは学校へ通っていました。
無事に高校3年生になり、どうにかギリギリ単位も取り、後は春休みを過ごし、卒業式を待つだけとなった頃。
ふと、思ったんですね。
「春休み中!!自由じゃない?? 」
って。高校生ですもの考えは子供ですね。
でもでも、お洒落したいお年頃。
学校に通っている時点では、ピアスや髪型が校則で決まってるから、好き放題出来ないですもの。
長期休み。ここぞとばかりに今まで我慢していた髪型にしたい!って思ったんですね。
その当時の憧れと言ったら、やっぱり安室ちゃんとか、浜崎あゆみさんとか・・・。
可愛いギャル達が周りには”わんさか”いました。
いやいや、でもね。私の憧れはちょっと違いました。
自由に憧れ、平和を愛する。
そうです!私の求めるものはLOVE&PEACEです。
LOVE&PEACEと言えば・・・。そうです!ボブ・マリーです!
てな訳で、一度ストロードレッドで笑い者になった事などつい忘れ、
ロングドレッドにする事を決意いたしました。
ロングドレッドに憧れて
さてさて、当時姉の彼氏が美容師だったので、またまたその方にお願いしました。
うろ覚えですが、確か5万ぐらいでやってもらったと思う。
バイトで貯めた貯金をドレッド代へ。今思うと何をしているのやら・・・。
今から20年ほど前。田舎なもので、姉の彼もエクステ使ってのドレッドは初めてでした。
モジャモジャしたエクステを一本ずつ地毛に絡め着けていく・・・。
美容室が閉店してからの作業だったので、朝方までかかったのを覚えてます。
んで、無事に憧れのロングドレッドが出来上がりました。
髪の数は数えてなんと18本。
太い太いドレッドの出来上がりです。
自分の横の髪で束ねて縛ってみたり、大満足だったのを覚えています。
ドレッド仲間と楽しいひと時
春休みエンジョイ中のある日。姉の男友達とボーリングに行くことになりました。
その彼も、ドレッド。本物の地毛のドレッドです。
私の偽物エクステドレッドとは一味違う。(何の話だよ〜笑だけど。)
そんなドレッド二人で、昔の可愛らしいビートルに乗って地元のボーリング場へ。
今考えても、お洒落でかっこいいな〜とか思ってしまうが。
若いからかな〜何とも言えない優越感がありましたね。
女の子で、ロングドレッドの子なんて滅多に居ない時代。
周りの人が振り返って見てきたり、そうゆうのが楽しい時期ってあるんですね。
不思議な感覚ですね。今では、目立たない様に目立たない様に過ごしているのに・・・。
そして、楽しくボーリングをして、自宅に帰って来て気付きました。
髪の毛が一本足りない・・・!!
何回数えても、一本足りない・・・!!
そうです。ボーリング場に落として来てしまいました。
いや〜ショックでしたね・・・。18本しかない髪の毛を落として来てしまうなんて。
そして、帰って来て数えるまで気づかないなんて・・・。
でもね、きっと一番驚いているのは、ボーリング場の定員さんでしょうね。
長い、モジャモジャした太い髪の毛が落ちているんですもん。
私だったら、キミ悪くて拾えないかも・・・。
まっ今思えば、楽しい楽しい思い出です。
さよならの時
憧れのロングのドレッド。見た目はかっこいいですよ。間違えなく。
ただですね、まず洗えない。洗っても乾かすのがものすごく大変でした。
それに、痒くて痒くてたまらない。まだ、寒い時期だったからよかったものの、
夏なんて、絶対に我慢できないと思う。
そして、当時バイクに乗っていたんですが、ヘルメットがしっかりとかぶれない。
頭の上に乗っている感じ。
そんでそんで、前あきの服しか着れない。Tシャツなんて頭が入らない。
卒業式も近づいて来たある日。
本当に辛かったけど、ドレッドを解く決意をしました。
5万もかけたし、名残惜しかったけど、痒さと不憫さに耐えられなかったし・・・。
流石に、卒業式ロングドレッドじゃ先生に怒られるだろうしね・・・。
母と姉に頼んで、切ってもらう事になりました。
私の気持ちは、お相撲さんの断髪式みたいな感じだったけれど、
母と姉はすごく楽しそうでした。
エクステを切って、くしでほどいて、あっと言うまに・・・。
アフロの出来上がり!!
何時間もかかって、仕上げたドレッドは、ほんの10分そこらで、綺麗なアフロに
生まれ変わりました。
母と姉が爆笑していましたが。私の気持ちはチーンとしていました。
前のアフロより、もっとアフロに磨きがかかり、フワフワでしたよ。
少しの間、アフロを楽しみました。
卒業式では、自分でストパーをかけたので、なんとも言えない髪がういたようなボブで無事に
卒業いたしましたとさ。ボブ・マリーとボブ。今では懐かしい思い出です。
今では、息子三人の母親になり、立派に?やっております。
読んで頂きありがとうございました。
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