こんにちは、kotohaです。梅雨も明け、いよいよ本格的な夏の到来です。朝から、曇っているのに関わらず、暑くて汗だくなわたくしであります。
さて、今日は土曜日。又息子達3人との休日の始まり始まり。
朝から、相変わらずの次男と三男との喧嘩。ギャーギャーでかい声で泣いている三男にイライラしながらの、一日の幕開けです。
休日ぐらい朝からゆっくりとしていたいのに・・・。どうやらそんなに甘くはいかないみたい・・・。あれこれと家事をしているうちに、直ぐに昼ごはんの用意をしなければいけない・・・。何もしなくていい1日が欲しいな〜。
てな訳で今日は、実家で飼っていた犬。ポチの話を書いてみたいと思います。
まだ私が、実家に住んでいた頃。もう15年程前のお話です。
母が、犬を飼いたいというので、知り合いに聞いて回ったところ、隣の隣の町に、生後2ヶ月ぐらいの雑種のワンコがいて、飼い主を探しているとの事。
直ぐに連絡を取ってもらい、譲り受けてもらう事になった。
まだ当時、彼氏だった旦那さんと母と一緒に、ワンコをもらいに行って来ました。
コロコロと丸い、茶色毛のオスの子犬でした。一目見て気に入った母。早速、実家に連れ帰って来ました。
名前は、ポチ。
まだ小さくて、ソファにすら登れない。連れて来たその日だけ、母犬の事が恋しかったのか、夜にキュンキュンと寂しそうに泣いていたけれど、次の日からは、寂しがる事もなくやんちゃぶりを発揮。いたずらをしたり、お粗相をしたりと、子犬の頃は、手が焼けました。
そんな一家のアイドルだったポチも成犬になり、だいぶ落ち着いた頃、家のお店に来た小さな女の子に
『ママ〜、あの犬困ってる〜。』
って言われれて、何が困ってるか尋ねたら、
『顔が、困った顔してる。』
って言われた。そう、家のポチ、困ってる様な顔をしているのです。でも飼い主から見ると愛嬌のある可愛らしい犬でしたよ。
その後、私は結婚をして実家を出たのですが、実家に帰るたびに、尻尾を振って出迎えてくれるポチ。そんなポチが可愛くて可愛くて、よく散歩に連れて行っていた。
実家の近くに、家の畑があるんだけど、母はよくポチを連れて行っては、畑で離していた。本当はリードを付けなければいけないんだけど、家の畑は、周りが全部畑や田んぼで、整備がされてない道があるだけ。その道も、畑に来る人以外に車も通らない様な所だから、安心して離していた。ポチも、母から離れる事もなく、いつも側で遊んでいた。
4年ぐらい前のある日、母から泣きながら電話がかかって来た。
『ポチが死んじゃった。』
突然だった。具合が悪いなんて話もなかったし、少し前に会った時はいつもと一緒で、尻尾を振って私を出迎えてくれてたのに・・・。
その日母は、いつもと同じ様に、ポチを畑に連れて離していたらしい。帰る頃になって、ポチを呼んでも見当たらず、慌てて探したらしい。
嫌な予感がして、畑から離れた所にある車通りの多い道に出ると、道の端で横たわっているポチを発見。既に死んでいたらしい。
畑で、離していた母がいけないんだけど、いつもと何も変わらない日常の事。そんな大きな道まで出て行ってしまう事なんて、想像もしてなかっただろう。
私だって、ポチは利口な犬だったから何でそんな所まで、行ってしまったのか未だに理解できない。
ポチは引かれてしまったにも関わらず、口から少し血が出ていたぐらいで、とてもキレイだったらしい。きっと車に軽くぶつかって、打ち所が悪かったのか、死んでしまったんだと思う。
母は、ポチがいつも遊んでいた畑に、埋葬した。
ポチとの別れは突然だったし、車で引かれてしまったという事に相当なショックを受けた・・・。只、救いだったのは、道に出てしまったポチのせいで事故が起きなかったという事。引いてしまった方にも、本当に申し訳なく思う。
そして、心配なのが母。私達が実家を出てから、約10年。ずっと2人(匹)で生活をして来た。母はいつも、人間に話しかける様に、ポチに語りかけていたし。急にポチがいなくなって、ガクンと気落ちしてしまうんじゃないかと・・・。私もポチの死は辛い。たくさんの思い出もあるし、本当に愛らしかったから。でも、そんな私よりも長い時間一緒に居た母の気持ちを考えると、胸が苦しくなった。だから母が、寂しくならない様に、少し落ち着くまで実家に顔出す様にしようと思った。
その1週間後ぐらい。急に家に母が来た。
『今ね、犬買って来たんだ。』
『!!』
『名前はポチ。』
『え〜〜〜〜!?』
てか、ポチが亡くなってまだ間もないのに、もう??って気持ちと、しかも名前がポチ??ってどうゆう事??ってこんがらがった。
このポチ。ペットショップで売れ残って安くなっていたらしく、もう子犬の可愛らしさが無い。そんで、柴犬の血統証が付いてるらしいけど、どう見ても私の知っている柴犬と違う・・・。どっちかと言うとキツネの様な全体的に尖った顔・・・。なんか全然可愛くない。因みにメス。
『一人じゃ寂しいからさ〜。新しいポチ。宜しくね〜。んじゃまたね〜』
と嵐の様に去っていった母・・・。母は強かった。そう言えば、犬が死んだぐらいで、落ち込む様な人ではないではないか。心配して損した。
それとね、ポチって名前基本オスに付ける名前だと思うよ・・・。
今ではポチ改めて、ポチ子と呼ばれています。
おしまい。
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