車ぶつけました・・・。

クルマの話

こんにちは、kotohaです。今年の2月。まだ仕事をしていた時の話です。

まだ寒い時期。自動車屋さんで働いていた私は、保険の勉強の為に、2日間の研修に行くことになりました。道にはまだ雪が残っていて、研修会場が少し遠い所にあった為、会場まで電車で行く事にした。

最寄りの駅に車を停めて、久し振りに電車に乗った。会場まで40分ぐらい。学生や、サラリーマン達と一緒に、電車に揺られながら、コンビニで買った小説を読み時間を潰してました。朝の通勤ラッシュというものに驚きながらも、普段と違う光景にウキウキしながら・・・。

会場がある駅に着いて、駅ビルに感動したりしながら、会場に向かった。自分の住んでいる市は田舎なもんで、駅ビルなんかないし、ちょっと離れた市でも凄く都会に感じた。

会場に着いて、スーツに身を固めた、本職保険の方々と、午前の部の研修を受けた。講師の方の声と喋り方がとてもとても心地よくて、眠気と必死に戦いながら・・・。

お昼は、バスターミナルの中のそば屋さんで、カツ丼を食べた。周りは、サラリーマンや、作業服を着たおじさん達で、女が一人カツ丼食べている光景はちょっと不釣り合いな気はしたが、それはそれで、面白い。なんだか自分が特別なような気もして、堂々とカツ丼を頂いた。

午後も、心地よい声の講師の方の話を聞きながら、カツ丼で満腹になったお腹で午前中よりも増しに増した眠気との戦い。普段ずっと動いて仕事をしているせいか、机に座りっぱなしとなると、眠気に襲われる。勉強しに来ているのに、不謹慎だと自分に言い聞かせながら、どうにか午後の部の研修も終わり、帰りの電車に乗った。

慣れない1日だったせいか、普段見慣れた駅に着くと、ほっとしてドッと疲れが出て来た。外も薄暗く、目がショボショボする。朝車を停めた場所すら忘れていて、やっと車を見つけて乗った。車に乗るとまたなんとも言えない安心感に包まれ、いざ自宅に帰ろうとバックをした時、『ギギギィィ』と言う音が聞こえた。一瞬何の音か何が起きたのか分からず、呆然としていたが、我に返って慌ててハンドルを切り返した。

助手席側のドアを、駐車場の柱にぶつけた。とてつもなくショックを受けた。車をぶつけたのは初めてで、でもぶつけてしまった事は事実。なかった事には出来ない・・・。『やっちまった』って言葉が頭の中で何回も繰り返されていた。少しすると、『もうしょうがない。』と諦めがつき、今度は旦那さんに怒られるかも・・・。と言う不安がこみ上げて来た。取り敢えず、帰宅前に務めている自動車屋さんに寄って見てもらった。少しの凹みがあったものの、それ程目立たない。少し安心した。

自動車屋さんの奥さんの話では、今日停めた駐車場、よくぶつける人がいるらしい。駐車場の作りがあまり良くなく、暗くなると柱が見えにくい。そう言えば、柱の周りに、ぶつかっても傷が付かないようにスポンジみたいなの着いていたなぁと思いながら、でも私がぶつけた柱には付いていなかった。だから凹んだんだけども・・・。

帰宅して、旦那さんに打ち明けると、怒られなかった。むしろ、『誰にでもある事だから。』って落ち込んでいる私を慰めてくれた。

2日目の研修、昨日のショックな出来事を思い出し、帰る時に車が出やすい事を考えて、柱の横には停めず、柱から離れた場所を選んで駐車をした。昨日と同じく、学生サラリーマン達と一緒に電車に揺られて会場まで、向かった。

研修では昨日と同じく睡魔と戦い、昼食は、一緒に研修を受けた本職保険のお姉さんに誘ってもらって、この辺では少し有名らしい中華屋さんで、ラーメンを頂いた。少し辛かったけど、とても美味しかった。お姉さんが『ここの麻婆豆腐が美味しいんだよ』って教えてくれたけど、もう二度と来る事はないだろうなと思った。

午後の部でも相変わらず睡魔との戦い。睡魔との戦いもいい加減疲れて来たところで、やっと2日間の研修が終わった。

外は雪が吹雪いていて、手がチンチンしたけど、研修が終わったせいなのか、2日目のせいなのか、余裕出て来たので、駅ビルに寄ってみた。服屋さんや、雑貨屋さんなどを巡っていたら、迷子になった。この歳での迷子は恥ずかしい。

ドギマギしながらも、歩き回ってやっと外に出る事が出来た。来た方向と全然違う所に出て、まるでワープしたかのような感覚に襲われながらも、どうにか来た所に戻れた。そして、子供達のお土産にとおしゃれなパン屋さんでメロンパンを買った。

電車に揺られ、最寄りの駅に着くと、昨日とは違い疲れというより、達成感が湧いて来た。車も、見つけやすい所に停めてあるし、少し浮かれた気分で車に乗った。

ちゃんと後方も確認し、いざ自宅へ帰ろうとバックした。一度のバックじゃ切り返せず、もう一度バックをした時、『ズズズ』と鈍い音がした。まさかと思った。あれだけ注意して、確認したのに・・・。慌てて車から飛び出した。さっきまで全然気づかなかった所に柱がある・・・。死角で気づかなかったのか。その急に現れた柱にまんまと車擦っていた。今度は、後方の右側。もう笑うしかなかった。昨日ほどのショックもなければ、自分の阿呆らしさに、呆れるしかない。

2回目の帰宅途中の自動車屋さん。奥さん驚いてた。『またぶつけたの〜』って。

旦那さんにも呆れられて笑われたのはいうまでもない。

結局2回目ぶつけた方は、柱にスポンジが付いていたので凹みは免れた。ゴムの擦れた後を、自分で一生懸命削った。やっとこ消えた。苦労したけど傷だけで済んで良かったと思う。

二度ある事は三度あるっていうから、もう無いことを願う。

これが続けて2回車をぶつけた間抜けな話でした。長々綴ってすみません。読んで下さってありがとうございます。     おしまい。

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