先日祖母が亡くなり、週末は、バタバタとしていました。
亡くなって直ぐに、祖母と私達親族は
病院から葬儀場に行きました。
昔ながらの、葬儀と言えば一度ご遺体と一緒に家に帰って
家で、お通夜をするのが一般的だと思いますが、
(地域や風習にもよります。)
最近は、葬儀場でお通夜を行う事が増えて来てるそです。
葬儀場に着いて、祖母に線香をあげると、直ぐに
葬儀場の方と、打ち合わせ。
実家は、代々仏教だったのですが、
祖父が10年前に亡くなってから神道になりました。
理由は、
「お布施から、壇家領から、色々金が掛かりすぎる。」
との事。
毎年いくら払っているのかとか、そう言う詳しいことは
分からないですが、そういった制度が昔からあるようです。
最初宗教って、そんなに直ぐに変えられるもんなの?
って思ってましたが、案外簡単に変わりましたね。
とりあえず仏壇が神棚に変わりました。
(きちんと、抜魂もしましたよ。)
そんで、今まで線香上げて、チーンと鳴らしてたのが、
二礼二拍手一礼になりました。
と言う事で、葬儀は神式。

まず、お通夜がお通夜祭。
祭りって付くのが何だか不思議な感じがしたんですが、
勝手なイメージだけど、祭りって楽しい・騒ぐって感じだったから、
葬儀なのに祭りが付くの??
って思って、気になって祭りの意味調べたら、
感謝や、祈り、祖先を祭る(祀る)行為って出てきて
納得しました。勘違いしてましたね。日本語って難しい。
そして、お通夜祭に誰を呼ぶのかや、
出棺、火葬の説明や流れの打ち合わせ。
仏式なら、御斎の席なんですが、
神式では直会(なおらいかい)に呼ぶ方などを
色々考えていく。
私は、そうなんだ〜直会(ちょっかいと読んでた)
なんて言うんだ〜なんて話聞いてたけど、
喪主の母は結構一杯いっぱいになってました。
そりゃそうですよね。
母が亡くなって、やる事も沢山で悲しんでる時間もない。
でも、反対にそうやって忙しくして気を張ってないと
もたない部分もありますよね・・・。
親しい人ほど、悲しさが後から後からやって来る・・・。
私みたいな若人が知ったような事言っちゃいかんですが。
そんな、打ち合わせをしている間に
祖母は、『湯かんの儀』をして頂きました。
綺麗に化粧をしてもらって、かっこいい赤い袴履かせて貰って、
こんな事言っていいのかだけど、とても素敵でした。
そして、皆で祖母を棺桶に納めさせて頂きました。
祖母は、大正生まれ。
今じゃもう大正生まれの方の葬儀は珍しいみたい。
大正・昭和・平成・令和と4回も年号変わって、
そんな変わりゆく時代を生きて来て、
しかも、祖母は娘三人・孫9人そして、
ひ孫が何と16人!!
少子化時代の、どんどん絶えて行く家もある中で、
こんなにも沢山のひ孫に見送ってもらうなんて、
本当に有り難く幸せな事らしくて、
葬儀場の方が、
「葬儀だけど、お祝いのように盛大に見送って下さい。」
っておしゃってくれました。
祖母が居なければ、今の皆んなも生まれて
来なかったわけだし、考えれば考える程
凄い事だ!!
ばーちゃん。本当にありがとう。
お通夜祭へ続く。
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